| 2005の夏は GOMI TARO ANNEX EXHIBITION [もうひとつの五味太郎] |
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待ってました!五味さんの展覧会です! 今まで「絵本」という形をとらなかった大切な作品たちがお目見えします。 このために製作された「凧」や「オルゴール」も必見です。 「凧」?「オルゴール」?。。。。五味さんが作った凧やオルゴール、ワクワクしちゃいますね♪ そして夜はトークショーです。 様々な分野において活躍されていらっしゃる方々と、大人のおしゃべりをしまくるそうです。 開催期間中には、五味さんのバースデーもあります(8.20)。おめでたい! ありえない事に展覧会場は「入場無料」! (トークショーはワンドリンクつき2500yen) 東京:代官山ヒルサイドフォーラムにて 2005.8.9 (TUE)〜8.21 (SUN) 詳細は公式HPへ いそがなくちゃ! ↓ 当時の鑑賞日記 ↓ |
11,Aug,2005 開催3日目になってしまいましたが、友人と展覧会へ行ってきました。 群馬から来てくれた友人もとっても楽しみにしていてくれたので、実は前の晩から楽しみで眠れなかったです。 展覧会の会場は白を基調としたシンプルな作りの代官山ヒルサイドフォーラム。 ぐるりと一周する感じになっていて、その順路に合わせトータル30点以上ものタブローが展示されていました。 まず一枚目はにっこり笑った顔。顔のようで顔じゃないかもしれません。でもにっこり笑っています。 この作品は、会期中会場内で販売されているカタログにも絵葉書にも掲載されていないものです。 これから会場に行くご予定の方は、ぜひ目に心に焼き付けてお帰り下さいませ。 この絵を展示室一番奥から再度見てみると、笑えます。かなり笑えます。 だって、相当楽しそうな顔をしています。笑いを誘っています。一緒に笑っちゃいます。 まぁ、そのにっこり顔はさておき、その他のタブロー・・・ 五味さんの絵本からは想像できるような、できないようなダイナミック、かつ素敵な油絵ばかりです。 中には数枚、私にとっては意外な色合いのタブローなどもありました。 キャンバスの隅の方にお遊びで書いちゃったのかな・・・みたいな落書き(?)があったり いきなり計算しちゃっていたり、おばけがいたり、アウストラロピテクスがいたりと、 とにかくにぎやかな、観ていてついつい、つっ込みをしたくなるような作品があったりと、 できれば1人で行くより誰かと一緒に行って、あーだこーだ言いながら楽しんで観るっていう感じが 私としてはおすすめです。 今回、タブローはやはり生で自分の目で見るのが一番だな、と再認識しました。 というのは、今回の作品たちを、カタログと絵葉書に写真で収めて販売されているのですが、 何度も塗り替えたり絵の具をのせていったり、とかの過程や、ホントに細かく繊細な色使いなどは、 当たり前ですが写真では味わえないな、と思いました。 描いて描いて、何度も何度も上から描いて絵の具をのせて・・・・・ という五味さんの背中が、すぐ目の前に想い浮かぶようです。 題名(?)というか、それぞれのテキストのつけ方も「五味さんらしいなぁ〜・・・」と思うものも多々。 本当に意外な、というか新たな魅力の一面を堪能することができました! また、今回の展覧会のタイトルにもなっている「GOMI TARO ANNEX」ブランドの試作品が 全部で5taste、展示されています。 「GOMI TARO ANNEX」ブランドとは、絵本という分野からは離れてみた新しい作業を楽しんでみる、 というコンセプトの元に製作なさっているものです。 オルゴールや大人向け凧(あやしくないですよ。すごく丈夫で素敵な凧という意味です。 パラシュート地だそうです。これがすごいんですよ!)など、順次商品化されるそうですが、 今現在はここでしか見ることができない五味さんの作業を堪能することができました。 このANNEXブランドを一緒に楽しんでいる会社の方が終始会場入りされてますが、 その担当の方に、とある作業の商品に関して私が 「象があればいいのに・・・象、作って下さいよ」 と伝えると 「五味さんにそうリクエスト言ったら、絶対に作らないでしょうね(苦笑)。」 と言われてしまいました。担当者の方もわかってらっしゃる。 五味さんの展覧会はこの先、他の都市でも開催されるかもしれませんが、 次の展覧会にはお目見えできない作品もあるかもしれません。 じっくりと自分の目で楽しまなくちゃ、と思いました。 一緒に行った友人もとっても喜んでいました。 ANNEXの、ある作品を非常に気に入っていたので、購入者第一号になってくれるかもしれません。。。。 12,Aug,2005 今日は夜のトークショーを聞きに行きました。 毎夕開催されているトークショーのゲストは多彩。いろんな分野の方と対談されています。 この日は今年お亡くなりになられた絵本作家 長 新太さんについて熱く語る夜、 「長新太さんを語る夕べ」です。 有り得ないメンバーが顔を揃えました。 荒井良二さん、飯野和好さん、あべ弘士さん、長谷川義史さん、中川ひろたかさん、高畠純さん、 土井章史さんです。 ね!有り得ないでしょ。このメンバーのお話を一度に聞けるんですよ! 最高の夜を迎えることができました。 お顔さえ存じ上げなかった「あの」絵本を描かれた方々だ、という事で、本当に時間も忘れ もっと、もっと話してほしい!!!!と心の中で叫んでいました。 それぞれの方の長さんへの想い、長さんのスゴサ、長さんと唯一コラボなさった中川さんのお話、 ここでしか見ることができないであろう、長さんの原画を見せていただくことができました。 文を書かれた中川さん、担当なさっていらっしゃった編集者の方とのやり取りなどが その原画の中に生き生きと、数色の色に分かれてまだ残っていました。 やっぱり長さんは偉大な方でした、と納得。。。心の底からご冥福をお祈り致します。 13-15,Aug,2005 この3日間は、五味さんのタブローをじっくり鑑賞できる日々でした。 私の友人や姉、姪も訪れました。 姉のお気に入りになった作品は会場正面に展示された作品。 姉曰く「正面に飾ってあるんだから、きっと五味さんの一番お気に入りの作品に違いない!」と 言ってましたが、あとで関係者に聞いた話ですが、 作品の展示場所はディレクターの方が決定なさったそうです。あらら。残念。 でも姉が気に入った作品は全体のトーンを3色にまとめ、すっきりとした印象の素敵な作品でした。 姪(6歳)に「どの絵が一番好き?」と聞いたら、なんと!私も特に気になる作品の5本指に入るものと 一緒の作品を選びました。 その絵のテキストには五味さんが初めて聴いたモーツァルトの曲名が書かれていました。 さて、何でしょう。。。ふふふ。 13日のトークショーゲストは翻訳家の金原 瑞人さん。 実は私は彼の作品を一度も読んだことがありません。 すごい数の翻訳数を手がけた金原さんのひょうひょうとしたお話が聴けました。 五味さんも絶賛していたレイ・ブラッドベリの作品を読んでみようと思いました。 15日のゲストは作家 桐野夏生さん。 とにかくカッコいい女性でした。桐野さんの口から生まれる言葉は全てに魅力がたっぷりで 声のトーンや柔らかさも非常に女性らしく、ああいう女性になりたいなぁ。。。とつくづく思いました。 トークの内容もお二人の意気が統合しているのが手に取るように分かりました。 テンポよくすすむ対談は時間を延長してまで続きましたが、終わりがないように思えました。 18,Aug,2005 木曜日。この日のトークショーは、よしもとばななさん。 予想通り、すごいお客様でした。 17時より受付開始という事でしたが、念のため早目に行ってみることにしました。 この日は、ばななさん大ファンの友人と一緒です。私は彼女から、ばななさんの魅了をたくさん教わりました。 それまでは、いわゆる代表作しか読んだ事がなかったのですが、 他の本も紹介してもらい、ばななさんを見る目が変わりました。 五味さんのタブローを見た友人は、やはり何度も書き直され完成された絵を、 しみじみ見入っていました。 トークが始まると「あ。ばななさんって、こういう方だったんだ」と、まず思いました。 今までは大人しくて芯がしっかりして冗談を言うようなタイプではないと、勝手に思っていたから・・・ ところがどっこい!楽しいし明るいしマイペースだけれど自分の意見をしっかり持ったちょっと天然さん、 という印象を受けました。 五味さんもマイペースな彼女に、いろいろと質問を浴びせかけ、心地よいのんびりとした対談が続きました。 この日分かったことですが、 五味さんの、ここ数日のマイブームは「国際宇宙ステーションに住むロシア人」に違いない! しかもそのロシア人、どっかの民宿のオヤジみたい!って言ってましたよ。 まぁそういう風に見えなくはなかったですがね・・・・(苦笑) ばななさんが作家になるまで、ファミリーマート営業本部でバイトしていた事を、初めて知った夜でした。 20,Aug,2005 今日は五味さんの60回目のお誕生日です。 会場でのお誕生パーティーはなぜか前日19日夜に開催されましたが、 私は当日お祝いを伝えたかったので、またまたちょいと会場へ。しつこいですね(苦笑)。 実は一緒にフラメンコを踊っている友人と恵比寿で練習をした後、彼女に展覧会を見せたかった、 という目的もあったからです。 この日は「タイガースナイト」です。 阪神タイガース大好きな五味さんが、タイガースを愛する人たちと一緒にトークをしよう!という夜です。 夕方到着した会場には、タイガースファンみたいな人が確かにちらほら・・・・ ユニフォームあり、帽子あり、着ぐるみあり、かと思っていた私は、ちょっとだけ拍子抜けしてしまいましたが、 亀山さんもいらっしゃり、まさにタイガータイガー阪神タイガースって空気ではありました。 五味さんも左手首にしっかりと「53」の赤いリストバンドをはめ、タイガースしてました。 とりあえずハッピーバースデーを歌って帰ってきました(なんのこっちゃ)。 友人は五味さんの、特に象が描かれている作品がお気に入りに・・・・ 絵というものは、本当に見る人によって伝わり方が違うんですね・・・ 展覧会も残り一日・・・・・2週間もあっという間ですね。 21,Aug,2005 今日で2005年夏の大イベント「GOMI TARO ANNEX」終了です。 私は会場に伺うことが出来なかったのですが、後で聞いた話では、五味さんは今回の展覧会に大変満足され、 最後の最後、スタッフの前で終了!する時には言葉数少なく感無量だったご様子だったそうです。 もちろん、スタッフ全員が同じ気持ちだったに違いありません。 今回の展覧会は、まさに「もうひとつの五味太郎」さんを堪能することが出来たと思います。 そして、何よりもご本人が一番願っていたであろう 「居心地のいい空間でみんなで遊んで楽しんでしまおう!」 という空気が会場全体に流れていた、大成功の展覧会だったと思います。 それは期間中、ついつい何度となく足を運んでしまった私が本当に体感した事でした。 楽しい、そして素敵な夏をありがとうございました(ぺこり)♪ |